2016年08月31日
8月22日(月) 帝塚山小学校体育館において
実技研修会を開催いたしました。
29園 71名 の先生方がご参加くださいました。
畿央大学 教育学部現代教育学科 准教授 永渕泰一郎先生に
お越しいただき、「造形遊びー手作り絵本活動から子どもの絵を
知るー」と題しましてご講演いただきました。
子どもが絵を描く、その発達や特徴を実例を見せていただきながら
わかりやすく解説していただきました。
保育現場での、子どもに絵を「誘導して」「描かせる」作業のお話
しには、参加された先生方の顔が一斉に曇りました。
また、伸び伸びと、自分らしく夢中になって描いた絵本の数々を
スライドで見せていただいたときには、そのほほえましさや面白
さに笑いが起こり、子どもの視点の変化と意外な場面展開には
ハッとさせられました。
今回は実技研修会ですので、先生のご講演とともに、先生方は
絵本作りに挑戦しました。
画用紙を切ってつないだものを蛇腹に追っていけば、立派な
「絵本」ができました。
子どもたちが夢中になっているときの集中した状況を再現し、
どんなお話にするか、どんな絵本にするか、短時間で決めて、
描き始めて、完成まで走り抜けるように作成していきました。
できあがった作品は、ペアで交換して、文を書き加えました。
素敵な作品ができたのと同時に、「誰かに見てもらうことの
うれしさ」を実体験し、子どもの気持ちや目線を、自分の中に
再現しました。
永渕先生、ありがとうございました。
大変暑い中参加してくださいました先生方、お疲れ様でございました。
また、朝早くから会場設営にご尽力くださいました、帝塚山幼稚園の
先生方、本当にありがとうございました。